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丹後探検隊が魅力あふれる丹後の自然にご案内いたします。
安寿姫の化身 ニオイコブシの咲く建部山に登る
由良川に面した建部山の麓には「安寿と厨子王」の悲しい物語で知られる安寿姫の塚が残っており、毎年3月下旬頃には安寿姫の化身とされるニオイコブシの花が山に彩りを添えます。
地元では毎年7月に夜祭を行い安寿姫塚の畔に提灯をともし安寿姫の霊を慰めています。
安寿姫の化身とされるニオイコブシ。学名は「タムシバ」ですが、地元ではニオイコブシという名で親しまれています。葉を噛むとキシリトールのような甘みがあり、花や木の皮には良い芳香があります。コブシは花の後ろに一枚葉が付きますがタムシバには葉がありません。
建部山と言えば歴史的にもう一つ室町幕府の実力者でもあり、丹後の守護大名であった一色氏の居城跡でもありました。その後、戦国時代に入ると織田信長と対立するようになり、一色義道は明智光秀・細川藤孝らの攻撃を受けるようになり、1579年、ついに建部山城は落城しました。
現在その城の痕跡がほとんど見られないのは、明治に入り天然の良港である舞鶴湾に日本海軍の基地が作られ、建部山は舞鶴湾防衛のため山頂が平らに削られ、高射砲などの砲台が設置されたため、大部分の遺跡が無くなったと考えられます。
ショウジョウバカマ
タマゴケ
目玉オヤジみたいで可愛い
建部山へは舞鶴湾側の下福井から登るのが一般的ですが、今回は安寿姫塚から登ってみました。まずは虚空蔵菩薩が祀られて山から建部山を目指します。
右の谷筋を行くと直接建部山へ登れそうですが、荒れ果てて道がないので案内板どおりの「虚空蔵さん」の方へ進みます。ちなみに帰りは谷筋を降りましたが藪漕ぎばかりでお勧めできません。
ミヤマベニタケ
春蘭
スミレ
クサソテツ
「虚空蔵さん」が祀られている所まで来ました。
視界が開け由良川が見えます。一旦下りますが先へ進むと建部山です。
谷筋を越し、再び登りで舞鶴湾側からの登山道と合流しました。
ウラジロシダが生い茂る登山道が心地良いです。
ショウジョウバカマ
ミツバツツジ
ニオイコブシの花弁が至る所に落ちていますが、見上げても遠すぎてよく分かりません。
建部山山頂に着きました。着いたとたんに、「
マムシ注意
に、またのお越しを」では、ゆっくりも出来ませんね。(>_<) と言ってもこの雰囲気ではゆっくりする気にもなりませんが。
ここは海軍のカノン砲などの弾薬庫だったようです。 ちょっと勇気を出して中に入ってみました。フラッシュ焚いたので明るいですが、実際は薄暗くて不気味です。
ひえ〜!(@_@)
人骨がゴロゴロ!?
確認など不要! 一刻も早く外へ(-_-;) 外の階段を上ると砲台が設置されていた場所です。
砲台跡の山頂は雑木が生い茂り全く視界がありませんでしたが、すこし飛んでみると、東側には西舞鶴湾が見えます。
西側には由良川が、そして眼下には安寿姫塚の池が見えます。
砲台跡の山頂から少し下った所には眺望のよい見晴らし台があります。西舞鶴湾と東舞鶴湾を隔てるようにある山は五老ヶ岳で、その左奥には青葉山も見えました。
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地元では毎年7月に夜祭を行い安寿姫塚の畔に提灯をともし安寿姫の霊を慰めています。
安寿姫の化身とされるニオイコブシ。学名は「タムシバ」ですが、地元ではニオイコブシという名で親しまれています。葉を噛むとキシリトールのような甘みがあり、花や木の皮には良い芳香があります。コブシは花の後ろに一枚葉が付きますがタムシバには葉がありません。
建部山と言えば歴史的にもう一つ室町幕府の実力者でもあり、丹後の守護大名であった一色氏の居城跡でもありました。その後、戦国時代に入ると織田信長と対立するようになり、一色義道は明智光秀・細川藤孝らの攻撃を受けるようになり、1579年、ついに建部山城は落城しました。
現在その城の痕跡がほとんど見られないのは、明治に入り天然の良港である舞鶴湾に日本海軍の基地が作られ、建部山は舞鶴湾防衛のため山頂が平らに削られ、高射砲などの砲台が設置されたため、大部分の遺跡が無くなったと考えられます。
ショウジョウバカマ
タマゴケ
目玉オヤジみたいで可愛い
建部山へは舞鶴湾側の下福井から登るのが一般的ですが、今回は安寿姫塚から登ってみました。まずは虚空蔵菩薩が祀られて山から建部山を目指します。
右の谷筋を行くと直接建部山へ登れそうですが、荒れ果てて道がないので案内板どおりの「虚空蔵さん」の方へ進みます。ちなみに帰りは谷筋を降りましたが藪漕ぎばかりでお勧めできません。
ミヤマベニタケ
春蘭
スミレ
クサソテツ
「虚空蔵さん」が祀られている所まで来ました。
視界が開け由良川が見えます。一旦下りますが先へ進むと建部山です。
谷筋を越し、再び登りで舞鶴湾側からの登山道と合流しました。
ウラジロシダが生い茂る登山道が心地良いです。
ショウジョウバカマ
ミツバツツジ
ニオイコブシの花弁が至る所に落ちていますが、見上げても遠すぎてよく分かりません。
建部山山頂に着きました。着いたとたんに、「マムシ注意に、またのお越しを」では、ゆっくりも出来ませんね。(>_<) と言ってもこの雰囲気ではゆっくりする気にもなりませんが。
ここは海軍のカノン砲などの弾薬庫だったようです。 ちょっと勇気を出して中に入ってみました。フラッシュ焚いたので明るいですが、実際は薄暗くて不気味です。
ひえ〜!(@_@) 人骨がゴロゴロ!?
確認など不要! 一刻も早く外へ(-_-;) 外の階段を上ると砲台が設置されていた場所です。
砲台跡の山頂は雑木が生い茂り全く視界がありませんでしたが、すこし飛んでみると、東側には西舞鶴湾が見えます。
西側には由良川が、そして眼下には安寿姫塚の池が見えます。
砲台跡の山頂から少し下った所には眺望のよい見晴らし台があります。西舞鶴湾と東舞鶴湾を隔てるようにある山は五老ヶ岳で、その左奥には青葉山も見えました。