背鰭と臀鰭の軟条部が長く、尾鰭が三つあるように見える。顔の部分が体に対し小さく、古代魚のシーラカンスのような雰囲気がある。
南日本など世界中の熱帯から温帯の暖かい海に生息し、対馬暖流にのって稀に丹後の海にも回遊してくる。幼魚は流れ藻に付き、体を横に向けて枯れ葉そっくりに擬態(ぎたい)して表層を漂い、流れ藻の中の小魚などを捕食して育つ。そして、成魚になると沖合の深みへ移動し、最長1メートルくらいの大きさになるといわれている。
食 味 |
古代魚のようでグロテスクだが、白身で淡白な美味しさがある。刺身にすると、白身に血合が赤く美しく、見た目の良さに加えて味もとても良い。塩焼きやフライ、ムニエルにしても美味しい。
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