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丹後の四季の旬を味わう

 春が旬のお奨め品 天橋立のアサリ

 アサリはハマグリなどと 同じ仲間(マルスダレガイ科)の二枚貝で、北海道から九州までごく一般的に生息していますが、太平洋側に多く日本海側には少ない傾向にあります。内湾の干潟や河川域の塩分濃度が低めの、砂・泥底の海に棲んでおり、春・秋を中心に産卵をします。受精した卵は浮遊幼生となり1週間くらいで貝の形となり2〜3週間で着底します。環境にもよりますが、半年で2cm位に成長し1年で3cm位の食用サイズになります。アサリの寿命は8年位といわれ、殻の大きさが最大で7cm位になるものもあるようです。
 国内での主な産地は北海道、宮城県、千葉県、静岡県、愛知県、九州など多くあります。1990年頃までは消費をほぼ国内産でまかなっていましたが、漁獲量の減少とともに、輸入物が幅をきかせ、近年では国内産を上回るようになっています。



 
味わう

アサリのボンゴレ 
年中出回っている貝ですが、丹後産の旬は春から初夏にかけてで、身入りがよく出汁もたっぷりで一番美味しい時期です。
 アサリといえばみそ汁や酒蒸しですが、洋風にもとてもよく合う貝です。今回はスパゲティー・ボンゴレを作ってみました。
@熱した鍋にオリーブオイルを入れ、ニンニクと赤とうがらしを炒めます。A香りが出たらアサリを加えて炒めます。B塩・コショウをして、白ワインを加えて中火で蒸し煮をします。Cアサリの口が開いたところにゆであがったスパゲティーを加えて全体をなじませ、塩・コショウで味をととのえます。D皿に盛り付けパセリを散らせば出来上がりです。
 とても簡単ですが、旬のアサリを使ったボンゴレは絶品です。



  獲る

天橋立のアサリ漁
 太平洋側では干満の差が大きく、潮のひいた干潟で手グワとバケツを片手に潮干狩りを楽しめる一般に開放された場所もありますが、日本海側は干満の差が小さくそうした場所がありません。また、貝や海藻類は漁業権が無いと一般の人が勝手に獲ることが出来ない場所がほとんどです。
 場所が変れば漁法も違いますが、宮津天橋立では小船の上から「じょれん」と呼ばれる道具で獲っています。これはクシ状の鉄の歯のついたカゴ網に長い木の柄をつけたものです。これで舟の上から海底を掘り、網で振るいに掛けてから船の上で小石などとアサリを選り分けます。「じょれん」の網の目は小さな貝を獲らない様に大きさが決められています。






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