おしゃれなレンガでバーベキューコンロを作ろう
アンティークな耐火レンガでバーベキューコンロを作ってみました。
炭火が熾るコンロを囲みながら、皆んなでワイワイとおしゃべりしながらバーベキューが楽しめるようにデザインしました。
レンガのバーベキューコンロといえば、庭の隅にコの字形にレンガを積み、焼却炉のようなデザインが多いですが、あれではどう考えても火力が強すぎ上手に肉が焼けませんし、専任の肉焼き係が要り、コンロを囲んで皆んなで焼肉とはいきません。そこで庭の中央に配置し、使わないときはフラワースタンドにもなるオブジェのようなデザインにしました。
このバーベキューコンロは自分で設計したものです。↓略図も載せておきますので、これから作られる方の参考になり、より使い勝手の良い物が出来ると幸いです。
レンガを高く積んでいますが、7段目までは座った時にコンロが使いやすい位置になる様に、高さ調整のための物で、ブロックでも構わないのですが、ガーデニングのオブジェも兼ねて作ったので、レンガもアンティークでおしゃれな耐火煉瓦を使用しています。
最上段のレンガが横向きになっているのは、テーブルを載せる肩にするためと、風除けと網置きの台を兼ねています。
改良が必用な点としては、テーブルに足が無く、椅子から立ち上がるとき、テーブルに力を入れて押さえると、反対側が持ち上がる事です。レンガがあるのでテーブルがひっくり返る事はありませんが、折り畳みの足を付けるなど、何か対策をした方が安心です。(ただし、何年も使っていますが、コップや皿がテーブルから落ちたこともないので、我が家では足を付けるなどの改善はしていません。)
それでは私が作った時の手順を簡単にご説明します。
床には既にタイル風の平板が敷いてありますが、これは庭をリフォームするときに、雑草対策として、土の上に並べただけの物です。バーベキューコンロ設置予定場所は基礎としてゴロ石やブロックを入れて固めてあります。(
平板の敷き方は、別のページで紹介していますので、よければどうぞ)
用意するものは、もちろん耐火煉瓦です。ホームセンターで手に入る耐火煉瓦は均一な素材の味気ない物が多いので、私の場合近くの専門店で購入しました。残念なことにその店は今は閉めてありませんが、1個当たり180円程度と格安で入手できました。レンガは約120個使用しています。
使用したのは煉瓦ゴテと1cmの目地ゴテです。煉瓦は水に濡らしておいた方が作業性が良いようです。
レンガ積みは一日に3〜4段です。一度に余り多く積むと下が潰れてきます。
中にブロックが入っていますが何でもOKです。空洞でも良いのですが、コンロの下の土台が必用なのでブロックを使用しています。
水平を取りながらゴムハンマーなどで調整していきます。
目地からはみ出たセメントは乾く前にふき取ります。
目地セメントは、普通の物と、耐火セメントを使用しています。耐火セメントは密着性が悪いので、高温になる炉の部分だけに使用しました。
コンロの部分の、煉瓦が空いている場所は、空気孔と灰を取り出すための穴です。
完成したバーベキューコンロです。コンロの中に花の鉢が入っていますが、使わないときはテーブルを外し、庭のモニュメントとしてフラワースタンドなどに利用しています。
テーブルと椅子をDIYしてみました。
テーブルはコンロの肩の部分に角材を組み、それに板を張り付けてペンキを塗っただけの簡単な物です。使うときは被せるように置いて、使わないときは持ち上げて取るだけ、収納もあまり場所を取りません。
こんな感じで、自分で肉を焼きながら皆んなで楽しく使っています。