|
京丹後市大宮町五十河地域から宮津市上世屋内山地域にかけては、府内有数のブナを中心とした自然林が広がっています。
ブナ林は「緑のダム」とも呼ばれ、森は水を貯え、浄化して下流域へきれいで美味しい水を供給します。
丹後のお米が美味しいのもブナ林のお陰なのですね。 今回はそのブナ林を散策して高山山頂へ登ってきました。
高山へは上世屋からも登れますが、ブナハウスのある五十河から登ります。
登山口のあるブナハウスへは、車で「小町公園」がある五十河の集落を抜けて細い山道を5分程走ります。所どころ離合出来る場所はありますが、車一台がやっと通れる狭い道で、小さな石や枯れ枝が落ちていますので注意が必要です。
|
ブナハウス横には車が5台ほど停めれるスペースがあります。
|
ブナハウスの中にはノートが置かれ、入山の記念に名前が残せます。トイレもあり、綺麗です。
|
ブナハウスから少し歩くと内山集落集団離村の碑があります。
ここが分岐点になり、右・東谷ブナ林コース、左・駒倉峠コースで、どちらからでも高山山頂へ行けます。
|
PDF 内山ブナ林散策マップ
|
今回は左駒倉峠コースで登り、東谷ブナ林コースで戻ります。
|
こんな鎖場のような急斜面もあります。
|
|
ブナハウスから20分程歩くと、高山山頂と浅谷ブナ林への分岐点があります。
今回は浅谷ブナ林への途中にある「内山の大ブナ」を見に寄り道をします。 |
|
|
|
これが「内山の大ブナ」です。 大きいですね。
根元から2本に分かれ立ち上がっています。
幹周り3.65m、樹高23m、推定樹齢350年、京丹後市の天然記念物です。
|
大ブナから戻りここが高山山頂です。
標高702m、丹後半島の最高峰です。
|
山頂からは風力発電のある太鼓山が見えます。
|
|
山頂から大ブナの分岐まで戻り、東谷ブナ林コースで下山です。
内山から高山山頂コースは、山頂で昼食を取っても、2時間あればゆっくりと散策できます。 |
新緑の時期、内山ブナ林は緑のシャワーが素晴らしいです。
小鳥のさえずりを聞きながら過ごす時間は心が洗われる様です。
今度は紅葉の秋にまた訪れたいですね。
|
ユキグニミツバツツジ?ですかね。 |
清楚なガクアジサイです。 |
花は時期外れですが、カタクリやイワカガミも自生しています。 |
内山ブナハウスから五十河までの山間では、タニウズキの花が盛りで綺麗に咲いていました。
|
|